サードパーティ製の多くのアプリケーションでは、
インストール後にある程度の設定が必要となります。
設定ファイルの簡単な変更が必要であったり、
あるいはアプリケーションそのものが設定ファイルを生成します。
多くのアプリケーションは文書やマニュアルページを持っており、
/usr/local/share/doc
にインストールされます。
これらは、アプリケーションを使い続ける前に参考にすべき文書です。
また、サービスを実行するために
/etc/rc.conf
ファイルに追加する必要のあるアプリケーションもあります。
インストール後の port
管理に役に立つ情報が以下にまとめられています。
PATH
で設定された場所以外にバイナリがインストールされた場合には、
バイナリの位置を探す必要があります。
csh(1) のユーザは、PATH
のバイナリリストを再構築するために、
rehash
を実行する必要があります。
pkg_info(1) コマンドは、 インストールされたすべてのファイルとインストールされた場所を表示します。 たとえば、FooPackage のバージョン 1.0.0 をインストールしたのであれば、 以下のコマンドにより package によってインストールされたすべてのファイルが表示されます。
#
pkg_info -L foopackage-1.0.0 | less
アプリケーションの設定ファイルは
/usr/local/etc
にインストールされます。
これらの内容はアプリケーションを使う前に必ず見ておくべきです。
アプリケーションのバージョンを確認するには、 次のコマンドを実行してください。
#
pkg_info | grep -i foopackage
インストールされた packages の中から、名前に
foopackage
を含む package が表示されます。
必要に応じて foopackage
を置き換えてください。
上記のコマンドは、 アプリケーションとともにインストールされたマニュアルページのファイル名も表示します。 このマニュアルページは、 man(1) コマンドを利用して見ることができます。
アプリケーションについての Web サイトがあるならば、 そこに詳細な資料や FAQ が無いかを調べてください。 もし Web サイトがあるかどうか分からないときは、 以下のコマンドを実行すると、 何か役立つ情報が表示されるかもしれません。
#
pkg_info foopackage-1.0.0
ウェブサイトが存在すると、 URL が
WWW:
を含む行に表示されます。
システム起動時に立ち上げる必要のある ports は、
スタートアップスクリプトを通常
/usr/local/etc/rc.d
にインストールします。
このスクリプトを調べ、
必要があれば編集したりスクリプトの名前を変更してください。
詳細は サービスの起動
をご覧ください。
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