XML スキーマドキュメントからの Java クラスの生成
関連項目
JAXB ウィザードを使用して XML スキーマファイルから Java クラスを生成できます。クラスを入手したら、それをさまざまな場面で使用して XML スキーマファイルの要素と属性をたどることができます。
XML スキーマドキュメントから Java クラスを生成する
- JAXB ウィザードは完全版でのみ提供されているため、完全版の IDE をインストールしていることを確認してください。
- XML ファイルから生成するコードを格納するためのプロジェクトの種類を作成します。JAXB ウィザードは、「Java アプリケーション」、「Java クラスライブラリ」、「Web アプリケーション」、「EJB モジュール」などのプロジェクトの種類で使用できます。
- 「プロジェクト」ウィンドウまたは「ファイル」ウィンドウで、プロジェクトノードを右クリックし、「新規」>「その他」を選択します。「新規ファイル」ウィザードで、「XML」カテゴリから「JAXB 結合」を選択します。「次へ」をクリックします。
ウィザードで、次に示すフィールドに入力します。
- 結合名。新しい JAXB 結合の名前を指定します。これは結合を識別するのに使用されます。
- プロジェクト。現在のプロジェクトの名前を表示します。
- スキーマファイル。作業対象のファイルは、ローカルまたはオンラインのどちらでも利用できます。
- スキーマタイプ。次の種類の XML ドキュメントがサポートされています。
- XML スキーマ
- Relax NG
- Relax NG Compact
- XML DTD
- WSDL
- パッケージ名。Java オブジェクトの生成先となるパッケージを指定します。
- コンパイラオプション。『Java EE 5 Tutorial』で説明しているように、多くのコンパイラオプションが使用できます。ただし、JAXB ウィザードに関しては、次の項目だけが該当し、ウィザードのチェックボックスを使用して設定できます。
- nv。入力スキーマの厳密な妥当性検査を行いません。デフォルトでは、ソーススキーマの厳密な妥当性検査は、処理前に実行されます。これは結合コンパイラが何の妥当性検査を実行しないという意味ではありません。単に厳密でない妥当性検査を実行するという意味です。
- 読み取り専用。強制的にコンパイラが、生成される Java ソースを読み取り専用に指定するようにします。デフォルトでは、コンパイラは、生成する Java ソースファイルを書き込み保護しません。
- npa。「**/package-info.java」へのパッケージレベルの注釈の生成を無効にします。このスイッチを使用すると、生成されたコードが、別の生成されたクラスにこれらの注釈を取り込みます。
- 詳細。進捗情報や警告など、コンパイラの出力を最大にします。
- 非表示。進捗情報や警告など、コンパイラの出力を無効にします。
- 拡張を使用。デフォルトでは、コンパイラは『JAXB Specification』の「Compatibility」章で説明されているルールを厳密に実行します。またデフォルト(厳密)モードでは、この仕様で定義された結合カスタマイズだけを使用するように制限されます。このオプションにより、JAXB ベンダー拡張の利用が可能になります。
- 結合ファイルを使用。1 つまたは複数の JAXB 結合カスタマイズファイルをインポートおよび編集できます。
- カタログファイルを使用。OASIS カタログファイルをインポートおよび編集できます。
- 「完了」をクリックします。
- 「ファイル」ウィンドウを開き、Java クラスが build フォルダに生成されたことを確認します。
- 関連項目
- Java への XML のマッピングについて
- XML への Java のマーシャリングおよびアンマーシャリング
著作権と商標について