ソースおよびターゲットプロパティー間の値の変換 (Java Desktop Application)
関連項目
2 つのオブジェクトの 2 つのプロパティー値をバインドする際に、異なる型の値の変換が必要な場合があります。
Beans のバインドライブラリには、一般的な変換用のコンバータがいくつか含まれています。それ以外の変換を行う場合は、カスタムコンバータが必要です。
次の変換では、コンバータを用意する必要はありません。
- BigDecimal から String へ、String から BigDecimal へ
- BigInteger から String へ、String から BigInteger へ
- Boolean から String へ、String から Boolean へ
- Byte から String へ、String から Byte へ
- Char から String へ、String から Char へ
- Double から String へ、String から Double へ
- Float から String へ、String から Float へ
- Int から String へ、String から Int へ
- Long から String へ、String から BigDecimal へ
- Short から String へ、String から Short へ
- Int から Boolean へ、Boolean から Int へ
カスタムコンバータを記述するには、org.jdesktop.beansbinding.Converter を拡張するクラスを作成します。クラスは、convertForward(ソース値) および convertReverse(ターゲット値) メソッドをオーバーライドする必要があります。convertForward(ソース値) は、値をソースの型からターゲットの型に変換します。convertReverse(ターゲット値) は、値をターゲットの型からソースの型に変換します。
バインドでカスタムコンバータを使用する
- 「プロジェクト」ウィンドウでコンバータクラスを右クリックし、「ファイルをコンパイル」を選択します。
- コンバータを「プロジェクト」ウィンドウからフォームのデザインビューにドラッグします。
コンバータがフォームに Bean として追加されます。
- バインドのターゲットを右クリックし、「バインド」>「<ターゲットプロパティー>」を選択します。
- 「バインド」ダイアログで、「詳細」タブを選択します。
- 「コンバータ」ドロップダウンリストから、フォームに追加したコンバータを選択します。
- 「閉じる」をクリックします。
- また、省略符号ボタン (...) をクリックし、「コンバータプロパティーの使用方法を選択」ドロップダウンリストから「カスタムコード」を選択して、変換コードを直接追加することもできます。
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関連項目
- バインドのターゲット値の変更の妥当性検査
- Java Desktop Application における Beans のバインドについて
- Swing コンポーネントへのデータのバインド
著作権と商標について