Web サービス属性エディタ: ポートバインド
関連項目
サービス側の「サービス品質」タブの「ポートバインド」セクションでは、MTMOM、信頼できるメッセージ配信、および相互運用セキュリティーポリシーを設定できます。
次のオプションを設定できます。
- バイナリデータの転送の最適化 (MTOM)。デフォルトでは、MTOM 機能は JAX-WS で無効です。クライアントおよびサーバーでは有効にできます。有効になると、XML バイナリデータと、xs:base64Binary 型および xs:hexBianry 型の XML 要素が最適化されて転送されます。
- 信頼できるメッセージ配信。信頼できるメッセージ配信が有効かどうかを指定します。
- メッセージを同じ順序で配信。「信頼できるメッセージ配信」のプロトコルが、あるメッセージシーケンスのアプリケーションメッセージを、メッセージ番号で指定された順番で終了点のアプリケーションに配信するかどうかを指定します。このオプションによって、アプリケーションメッセージシーケンスの処理時間が増加し、Web サービスのパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 詳細。「詳細」ボタンをクリックすると、次のオプションを設定できます。
- フロー制御。フロー制御機能を有効にするかどうかを指定します。
- 最大フロー制御バッファーサイズ。フロー制御が有効な場合、バッファーされるシーケンスのメッセージ数を指定します。デフォルト設定は 32 です。
- 非活動タイムアウト (ミリ秒)。非活動のために、発信元または送信先のいずれかでメッセージシーケンスが終了するまでの時間間隔を指定します。デフォルト設定は 600,000 ミリ秒 (10 分) です。Web サービスの終了点では、常に非活動タイムアウトが時間切れになったシーケンスを終了します。シーケンスの活動を維持するには、非活動タイムアウトの終了時間が近づくときに、非活動のクライアントが常に AckRequested ヘッダーのあるスタンドアロンのメッセージをハートビートとして送信し続けるようにします。
- セキュアサービス。Web サービスの全操作に対してセキュリティーを指定します。
- TCP トランスポートを許可。サービスが TCP をサポートし、TCP および HTTP トランスポートの両方で動作するように指定します。TCP は、小さなメッセージを送信するときに、より高いパフォーマンスを提供します。HTTP プロトコルでのメッセージ送信のオーバーヘッドが除外されるため、パフォーマンスの向上は、小さなメッセージの場合にもっとも確認できます。
- Fast Infoset を無効にする。Fast Infoset が使用されないように指定します。Fast Infoset は、同等の XML ドキュメントと比較した場合、迅速な構文解析、迅速なシリアライズ、ドキュメントサイズの小型化などに便利です。
- 関連項目
- サービス品質について
著作権と商標について