「アクションを設定」ダイアログ
関連項目
メニュー項目やボタンなどのビジュアルコンポーネントにアクションを割り当てるには、「アクションを設定」ダイアログを使用します。このダイアログでは、コンポーネントに表示するテキスト、ツールチップテキスト、およびアクションに関連付けるアイコンなど、アクションのリソースも設定できます。これらのリソースは、.properties ファイルに保存されます。このファイルには、アクションを含むクラスに関連した名前が付けられます。
「アクションを設定」ダイアログボックスを開くには、次の 2 つの方法のいずれかを実行します。
- Java Desktop Application プロジェクトでコンポーネントを右クリックし、「アクションを設定」を選択します。
- Java Desktop Application プロジェクトでコンポーネントを選択し、「プロパティー」ウィンドウで「action」プロパティーの隣の省略符号ボタン (...) を右クリックします。
「アクションを設定」ダイアログには次のフィールドがあります。
- アクションプロパティーの使用方法を設定。さまざまなプロパティーエディタから、「action」プロパティーを設定するためのエディタを選択できます。次のいずれかを選択できます。
- デフォルトエディタ。Swing Application Framework の機能に基づくコードの生成をビジュアルにサポートします。
- 既存のコンポーネントからの値。プロパティーの値を取得するコンポーネントを指定できます。
- カスタムコード。プロパティーの設定用のコードを手動で書き込むためのテキスト領域を提供します。
このヘルプトピックでは、デフォルトエディタのオプションについてのみ説明します。
- 操作. コンポーネントに割り当てるアクションをコンボボックスから選択します。
@Action 注釈の付いたメソッドのみがコンボボックスに一覧表示されます。この注釈が付いていないメソッドを使用する場合は、ダイアログを終了して、そのメソッドに注釈を追加してください。
アクションのメソッドを記述していない場合は、「新規アクションを作成」を選択します。これにより、「アクションのメソッド」フィールドにメソッド名を入力できます。また、コンポーネントに表示するテキストを「テキスト」フィールドに入力します。「了解」をクリックしてダイアログを終了すると、スケルトンアクションが作成されます。
注: コンポーネントにアクションを割り当てると、「アクションを設定」ダイアログでの入力内容に従って、そのコンポーネントの「text」、「toolTipText」、および「icon」プロパティーが設定されます。以前にコンポーネントに対してプロパティーを設定していた場合は、「アクションを設定」ダイアログで指定した内容によって置き換えられます。ただし、コンポーネントのプロパティーシートに戻って、そのコンポーネントの値をカスタマイズすることができます。実行中のアプリケーションでは、コンポーネント固有のプロパティーが使用されます。
- アクションのクラス。新規アクションを作成している場合は、このコンボボックスを使用して、アクションを配置するクラスを選択します。
- アクションのメソッド。新規アクションを作成している場合は、このテキストフィールドを使用して、生成するアクションメソッドの名前を入力します。
- バックグラウンドタスク。選択すると、アクションがバックグラウンドで実行されます。アクションの完了に時間がかかり、アクションの実行中にユーザーが UI の別の作業を実行できるようにする場合に便利です。
- 「属性」の「基本」タブ
- テキスト. ボタンやメニュー項目など、ビジュアルコンポーネントのアクションを表すのに使用するテキストを入力します。
- ツールチップ。アクションに関連付けられたコンポーネント上にユーザーがマウスを移動させた場合に表示されるテキストを入力します。
- アクセラレータ。アクションのキーボードショートカットを入力します。使用するショートカットを指定するには、「文字」フィールドを選択し、実際にショートカットを使用するときと同じようにショートカットを入力します。Ctrl や Shift などの修飾キーを使用すると、そのチェックボックスが自動的に選択されます。
- アイコン. 必要に応じて、アクションにアイコンを関連付けます。「小さいアイコン」ボタンと「大きいアイコン」ボタンを使用して、使用するアイコンに移動します。
- 「属性」の「詳細」タブ
- 有効なプロパティー。必要に応じて、boolean 型の Bean プロパティーを選択します。この値によって、アクションが有効かどうかが決まります。このようなプロパティーを作成していない場合は、テキストフィールドにプロパティーの名前を入力します。「OK」をクリックしてダイアログを終了すると、スケルトンプロパティーが作成されます。
- 選択したプロパティー。必要に応じて、Boolean 型の Bean プロパティーを選択します。この値によって、アクションが選択されているかどうかが決まります。このオプションは、JRadioButton、JToggleButton など、「selected」 Bean プロパティーを持つコンポーネントにのみ適用されます。「OK」をクリックしてダイアログを終了すると、スケルトンプロパティーが作成されます。
- ブロック化タイプ。タスクの実行中、ユーザーによるユーザーインタフェースの操作をブロックできます。ドロップダウンリストの項目の選択によって、ブロックの適用レベルを設定できます。たとえば、アプリケーション全体をブロックしたり、1 つのウィンドウやコンポーネントのみをブロックしたりできます。ブロック化タイプは、バックグラウンドタスクとして指定したアクションにのみ適用されます。
- ブロック化ダイアログタイトル。タスクが完了していないことをユーザーに警告するダイアログのタイトルを指定します。
- ブロック化ダイアログメッセージ。タスクが完了していないことをユーザーに警告するダイアログに表示するテキストを指定します。
- 関連項目
- Swing Application Framework のアクションについて
- Java GUI について
- GUI ビルダー関連の手順早見表
- GUI ビルダーによる Java GUI のデザイン
著作権と商標について