Swing コンポーネントへのデータのバインド
関連項目
新しい Java フォームを作成し、コンポーネントをフォームに追加したら、それらのコンポーネントをデータにバインドするためのコードを生成できます。IDE では、Swing JTable コンポーネントや JList コンポーネントにデータを簡単にバインドできます。
コンポーネントをデータベースにバインドする前に、次の作業が行なわれている必要があります。
JTable にバインドするデータベースを表すエンティティークラスを作成する
- 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトを右クリックし、「新規」>「その他」を選択して「持続性」カテゴリを選択し、「データベース」テンプレートから「エンティティークラス」を選択します。
- ウィザードの「データベース表」ページで、データベース接続を選択します。
- 「使用可能な表」列に内容が表示されたら、アプリケーションで使用する表を選択し、「追加」をクリックして「選択した表」列に移動します。「次へ」をクリックします。
- ウィザードの「エンティティークラス」ページで、「持続フィールド用の NamedQuery 注釈を生成」ダイアログを選択します。
- 生成されたクラスの名前と場所をカスタマイズします。
- 「持続性ユニットの作成」をクリックします。
- 「持続性ユニットの作成」ダイアログで、次を確認します。
- 選択されている持続性ライブラリが「TopLink」であること。
- 選択されている表生成の方針が「なし」であること。
- 「完了」をクリックします。
「プロジェクト」ウィンドウにエンティティークラスのノードが表示されます。
データを JTable コンポーネントにバインドする
- GUI ビルダーでコンポーネントを右クリックし、「バインド」>「要素」を選択します。
- 「データをフォームにインポート」をクリックします。「データをフォームにインポート」ダイアログで、コンポーネントをバインドするデータベース表を選択します。「閉じる」をクリックします。
- 「ソースをバインド」コンボボックスで、エンティティークラスの結果リストを表す項目を選択します。たとえば、エンティティークラスの名前が Customer.java の場合、リストオブジェクトは customerList として生成されます。
- 「式をバインド」の値は Null のままにしてください。
- JTable に表示するデータベース列がある場合は、「選択」リストでそれらの列を選択して「使用可能」リストに移動します。
- バインドを詳細に設定するには、「詳細」タブを選択します。たとえば、バリデータやコンバータを指定したり、バインドソースが Null または読み取り不能な場合の動作を指定することができます。
- 「閉じる」をクリックします。
データを JList コンポーネントにバインドする
- GUI ビルダーでコンポーネントを右クリックし、「バインド」>「要素」を選択します。
- 「データをフォームにインポート」をクリックします。「データをフォームにインポート」ダイアログで、コンポーネントをバインドするデータベース表を選択します。「閉じる」をクリックします。
- 「ソースをバインド」コンボボックスで、エンティティークラスの結果リストを表す項目を選択します。たとえば、エンティティークラスの名前が Customer.java の場合、リストオブジェクトは customerList として生成されます。
- 「式をバインド」の値は Null のままにしてください。
- 「式を表示」ドロップダウンリストで、リストに表示する値を含むデータベース列を表すプロパティーを選択します。
- バインドを詳細に設定するには、「詳細」タブを選択します。
- 「閉じる」をクリックします。
- 「新規 Java デスクトップアプリケーション」ウィザードを使用すると、CRUD (作成、読み取り、更新、削除) 機能を持つ動作アプリケーション全体をすばやく作成できます。また、「サービス」ウィンドウから JTable にデータベース表をドラッグし、データを JTable に自動的にバインドすることもできます。ただし、生成したクラスにエンティティー間の関係が正しくカバーされるように、すべてのエンティティークラスを前もって生成することをお勧めします。
- 関連項目
- 2 つの Bean プロパティーのバインド
- 特別なバインドプロパティー
- ソースおよびターゲットプロパティー間の値の変換
- バインドのターゲット値の変更の妥当性検査 (Java Desktop Application)
- フォームへのコンポーネントの追加
- コンポーネントのプロパティーの編集
- GUI ビルダーによる Java GUI のデザイン
- 「パレット」ウィンドウへの Bean の追加
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