デスクトップデータベースアプリケーションの操作

関連項目

次の表は、デスクトップデータベースアプリケーション作成の基本手順を簡単にまとめています。

(1)
IDE でデータベースが操作できるように設定する

  1. 必要に応じて、IDE にデータベースの適切なドライバを登録します。
  2. IDE からデータベースに接続します。

(2)
プロジェクトと GUI フォームを作成する

「Java Desktop Application」テンプレートまたは「Java Application」テンプレートを使用して、新規プロジェクトを作成します。
  • 単純なマスター/詳細アプリケーションを作成する場合は、ウィザードが提供する「Java Desktop Application」テンプレートおよび「データベースアプリケーション」シェルを使用します。このウィザードを完了すると、単一のデータベース表に基づいた正常に動作する CRUD (作成、読み取り、更新、削除) データベースアプリケーションが作成されます。
  • アプリケーションまたはデータベースがより複雑で、最初からデザインを作成する必要がある場合は、ウィザードが提供する「Java Desktop Application」テンプレートと「基本アプリケーション」シェルを使用します。または、「Java アプリケーション」テンプレートでプロジェクトを作成してから、プロジェクト内で GUI フォームを作成します。

(3)
必要な Bean およびエンティティークラスを追加する

  1. バインドを作成するカスタム Bean や、必要なコンバータおよびバリデータのクラスなど、必要なコンポーネントをフォームに追加します。
  2. アプリケーションの動作に必要なデータベース表を表すエンティティークラスをプロジェクトに追加します。エンティティークラスは、Java Persistence API を使用する特殊なクラスです。エンティティークラスを生成することも、最初から記述することもできます。

    「Java Desktop Application」テンプレートの「データベースアプリケーション」シェルに基づいてアプリケーションを作成した場合は、エンティティークラスが作成されます。このエンティティークラスの名前は、それが表すデータベース表に基づきます。


(4)
コンポーネントのプロパティーをバインドする

  1. ソースエディタのデザインビューまたは「インスペクタ」ウィンドウでコンポーネントを右クリックし、「バインド」メニューからターゲットのプロパティーを選択します。
  2. 「バインド」ダイアログの「バインド」タブで、バインドのソースを指定します。
  3. 「バインド」ダイアログの「詳細」タブで、必要に応じてバインドのその他のカスタマイズを指定します。たとえば、一部のバインドでは、カスタムのコンバータ、バリデータ、およびソースの読み取り不能な値や存在しない値を処理するためのコードが必要です。

(5)
アクションを生成およびコーディングする

  1. コンポーネントを右クリックして「アクションを設定」を選択し、「アクションを設定」ダイアログを開いて、UI コンポーネントのスケルトンのアクションメソッドを生成します。
  2. 「アクション」ドロップダウンリストで、「新規アクションを作成」を選択します。
  3. メソッド名、名前、ツールチップのテキスト、アクセラレータなど、アクションの詳細を指定します。(省略可能) アクションの実行をバックグラウンドタスクにしたり、その他の詳細な構成を行なったりできます。
  4. 「了解」をクリックしてダイアログを閉じます。
  5. ソースエディタでアクションのコードを入力します。

(6)
アプリケーションを配備する

関連項目
Swing コンポーネントへのデータのバインド
Java GUI について
GUI ビルダー関連の手順早見表
GUI ビルダーによる Java GUI のデザイン
Swing Application Framework について
Swing Application Framework のアクションについて

著作権と商標について