ソースおよびターゲットプロパティー間の値の変換 (Java Desktop Application)

関連項目

2 つのオブジェクトの 2 つのプロパティー値をバインドする際に、異なる型の値の変換が必要な場合があります。

Beans のバインドライブラリには、一般的な変換用のコンバータがいくつか含まれています。それ以外の変換を行う場合は、カスタムコンバータが必要です。

次の変換では、コンバータを用意する必要はありません。

カスタムコンバータを記述するには、org.jdesktop.beansbinding.Converter を拡張するクラスを作成します。クラスは、convertForward(ソース値) および convertReverse(ターゲット値) メソッドをオーバーライドする必要があります。convertForward(ソース値) は、値をソースの型からターゲットの型に変換します。convertReverse(ターゲット値) は、値をターゲットの型からソースの型に変換します。

バインドでカスタムコンバータを使用する

  1. 「プロジェクト」ウィンドウでコンバータクラスを右クリックし、「ファイルをコンパイル」を選択します。
  2. コンバータを「プロジェクト」ウィンドウからフォームのデザインビューにドラッグします。

    コンバータがフォームに Bean として追加されます。

  3. バインドのターゲットを右クリックし、「バインド」>「<ターゲットプロパティー>」を選択します。
  4. 「バインド」ダイアログで、「詳細」タブを選択します。
  5. 「コンバータ」ドロップダウンリストから、フォームに追加したコンバータを選択します。
  6. 「閉じる」をクリックします。
関連項目
バインドのターゲット値の変更の妥当性検査
Java Desktop Application における Beans のバインドについて
Swing コンポーネントへのデータのバインド

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