プロジェクトを構築すると、そのプロジェクトの Ant 構築スクリプトで対応するターゲットが呼び出されます。IDE はソースファイルをコンパイルし、JAR ファイルまたは WAR ファイルなどのパッケージ化された構築出力を生成します。主プロジェクトとそのすべての必須プロジェクトをまとめて構築することも、プロジェクトを個別に構築することもできます。
IDE でプロジェクトを実行するために、プロジェクトを構築したり、クラスを個別にコンパイルしたりする必要はありません。デフォルトでは、クラスの保存時に IDE で自動的にコンパイルされます。これらの増分コンパイルされたファイルはユーザーディレクトリ内のキャッシュに保存され、プロジェクトの実行時またはデバッグ時にプロジェクトの build フォルダにコピーされます。この増分コンパイルによって、プロジェクトの編集およびテスト時に、時間を大幅に短縮できます。
ただし、JAR ファイルなどのプロジェクトの配備可能なファイルを生成するには、プロジェクトを構築する必要があります。
「プロジェクトを構築」コマンドのほとんどの機能が増分コンパイルによって処理されるため、このコマンドはデフォルトでは有効になりません。ただし、「生成物を削除して構築」コマンドを使用して新しい生成物を作成できます。プロジェクトの生成物を削除して構築する場合、以前の構築生成物は削除され、新しいバージョンの構築出力が作成されます。
主プロジェクトとその必須プロジェクトをまとめて構築する
出力ウィンドウに、Ant 出力とコンパイルエラー (エラーがある場合) が表示されます。
プロジェクトとその必須プロジェクトを個別に構築する
出力ウィンドウに、Ant 出力とコンパイルエラー (エラーがある場合) が表示されます。
プロジェクトの構築を停止する
プロジェクトの増分コンパイルを無効にする