デバッグセッション時に、「式をステップオーバー」コマンドを使用して式をステップ実行し、その式の各メソッド呼び出しによって返された値を表示できます。
「式をステップオーバー」コマンドを使用すると、ほかのデバッグステップよりも、効率的にステップを実行できます。「式をステップオーバー」では、式の各メソッド呼び出しを実行しながら進み、各メソッド呼び出しの入力パラメータと結果の出力値を表示できます。「式をステップオーバー」コマンドは、ほかのステップコマンドと同時に起動することができます。次のメソッド呼び出しが存在しない場合、「式をステップオーバー」は「ステップオーバー」コマンドと同様に機能します。
式の各メソッド呼び出しには、複数の入力 (パラメータ) および出力値があります。式で「式をステップオーバー」コマンドを使用するたびに、デバッガが VM の実行を再開し、次のメソッド呼び出しが実行される前にこの VM の実行を停止します。「局所変数」ウィンドウで、前のメソッドの出力値と次のメソッドの入力パラメータを検査できます。「式をステップオーバー」を再起動すると、その式の次のメソッド呼び出しまで VM の実行が再開されます。
式をステップ実行する
デバッガを起動すると、式内のメソッド呼び出しが実行される前に VM が停止します。
「式をステップオーバー」を起動すると、デバッガは式の最初のメソッド呼び出しのステップに進みますが、メソッドは実行しません。「局所変数」ウィンドウに、メソッドの入力パラメータが表示されます。
「局所変数」ウィンドウで、実行されたメソッドの出力値と、その式の次のメソッドの入力パラメータを表示できます。
ソースエディタでは、実行されたメソッド呼び出しに下線が引かれ、その式の次のメソッド呼び出しが強調表示されます。実行されたメソッド上にマウスを合わせると、ツールチップが表示され、出力値を確認できます。
「局所変数」ウィンドウで、「戻り値」ノードの下に出力値を表示できます。