Tukubaiオンラインコマンドマニュアル
keta(USP Lab(1))
【名前】
keta : テキストファイルの桁そろえ
【書式】
Usage : keta n1 n2 .. <filename> : keta -v <filename> : keta [--] <filename> Version : Thu Dec 15 13:46:38 JST 2011 : UTF-8
【説明】
引数のファイルまたは標準入力のテキストデータの各フィールドの桁数をそろえて出力する。各フィールドの桁数を自動的に判断して出力できるほか、フィールド毎の桁を指定して出力することが可能。
【例1】
引数で指定したファイルの各フィールド毎に最大桁数を判断して桁数を自動出力する。
$ cat data 01 埼玉県 01 さいたま市 91 59 20 76 54 01 埼玉県 02 川越市 46 39 8 5 21 01 埼玉県 03 熊谷市 82 0 23 84 10 02 東京都 04 新宿区 30 50 71 36 30 02 東京都 06 港区 58 71 20 10 6 04 神奈川県 13 横浜市 92 56 83 96 75 $
$ keta data ←右詰め 01 埼玉県 01 さいたま市 91 59 20 76 54 01 埼玉県 02 川越市 46 39 8 5 21 01 埼玉県 03 熊谷市 82 0 23 84 10 02 東京都 04 新宿区 30 50 71 36 30 02 東京都 06 港区 58 71 20 10 6 04 神奈川県 13 横浜市 92 56 83 96 75 $
$ keta -- data ←左詰め 01 埼玉県 01 さいたま市 91 59 20 76 54 01 埼玉県 02 川越市 46 39 8 5 21 01 埼玉県 03 熊谷市 82 0 23 84 10 02 東京都 04 新宿区 30 50 71 36 30 02 東京都 06 港区 58 71 20 10 6 04 神奈川県 13 横浜市 92 56 83 96 75 $
【例2】
各フィールド毎の桁数を指定して出力する。引数としてファイルの各フィールドの1番目から最終フィールドまでのそれぞれの桁数を順に指定する。
↓2フィールド目の桁数 keta n1 n2 n3 ・・・・nNF ↑ ↑ 1フィールド目の桁数 最終フィールド目の桁数
なお、桁数は半角での文字数で指定する。大文字の場合は半角2文字分の指定が必要である。keta 4は半角では4文字分、全角では2文字分になる。次のコマンドで例1と同じ出力が得られる。
$ keta 2 8 2 10 2 2 2 2 2 data
【例3】
通常は桁は右詰めで出力されるが、左詰めで出力する場合は桁数に-をつけて指定すれば良い。例えば第2フィールドと第4フィールドを左詰めにして出力するには次のようにコマンドを実行する。
$ keta 2 -8 2 -10 2 2 2 2 2 data 01 埼玉県 01 さいたま市 91 59 20 76 54 01 埼玉県 02 川越市 46 39 8 5 21 01 埼玉県 03 熊谷市 82 0 23 84 10 02 東京都 04 新宿区 30 50 71 36 30 02 東京都 06 港区 58 71 20 10 6 04 神奈川県 13 横浜市 92 56 83 96 7 $
【例4】
同じ桁数を連続したフィールドに指定する場合は<桁数x連続するフィールド数>と表記することができる。keta 3x4はketa 3 3 3 3と同じ意味を持つ。フィールド数にはNF(1行のフィールド数)を使用しNF-xxと指定できる。次のコマンドで例3と同じ出力が得られる。
$ keta 2 -8 2 -10 2x5 data
$ keta 2 -8 2 -10 2xNF-4 data
【例5】
-vオプションを使用するとファイルの各フィールドの最大桁数を表示させることができる。
$ keta -v data 2 8 2 10 2 2 2 2 2 $
次のコマンドで例1と同じ出力が得られる。
$ keta $(keta -v data) data